大正時代からいらっしゃい
各、SNSでは既にアップしましたが
MAJIKAOにて新たに岡重所蔵の羽裏図案を復刻しました。
その名前は「格子文様」コウシモンヨウ
以前から一度染めてみたいと思っていた図案だったのですが
中々タイミング合わず、実現しておりませんでした。
柄を復刻するにあたり
一連の流れは
●岡重のオリジナル裂見本を蔵から出します。
※太陽光・室温・等を配慮し、普段は厚い重箱にて保管しております
和紙のような素材に、本物の生地を貼り付けていて
当時の染料等々を駆使し大正時代に岡重の描きが手描きで染め上げた代物です。
``岡重蔵書``と記載されています。
でこれを一先ずデータ化。
もちろん、``送り``が付いていない1枚物のパネル柄となっているので
今回総柄で染めるにあたり図案に送りを付けます。
この送りを付ける作業は、極めてセンスがいる作業なので
素人が簡単に合成なりして成せる技ではありません。
その手法にも色んな技があるのですが、、それは企業秘密と言う事で・・
で、試し染めで上がってきて最終納得したのがこちら。
オリジナルの柄を縮小し、縞のベタ塗り部分を少し
赤っぽくしました。
実はここまで来るのに、工場に通い何度かやり直したのですが
一発で理想の色と柄の倍率が決まる事は、まずありえません。
忠実にオリジナルの図案を再現しながらも現代の物作りにも通じるよう、試行錯誤し・・
納得の行く色味が出たのが上の写真。
如何でしょうか?多色でありながらも
それぞれの色が綺麗に発色し、いいバランスを保つ事が出来ました◎
モダンでありながらも、どこかオーセンティックで、でもどこかアナログで・・
こちらの図案。
只今、本番染めに入った所です。
染め上がり次第、検反して、早速次の商品化へ向けて
縫製工場に入る予定です。
追って、ここでもご報告していきますね!
majikao_kyoto
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