鯛づくし文様の秘密(回答編)
先週書きましたブログの鯛づくし文様を染める際の型数(=色の数)の件ですが、何枚だと思われましたか?
正解は・・・
なんと18枚の型(色数)で構成されているのです!
写真にあるように、大きな型を25メートルある生地へ送りがズレないように染めて行きます。
写真には写っていませんが、後ろ側にも同じ長さの生地があり、ひと型で1往復し50メートル染めます。(50メートル=1反)
ですので、ひと型で50メートル×18型なので、1反の鯛づくしを染め上げるには、
なんと900メートルこの型をもって歩かなければならいなこととなります!
単純に持って歩くのではなく、染ムラなどが出ないよう常に神経を尖らせながらおこなわなければならず、常に真剣勝負な状態が続くので、精神的にも体力的にもかなりの負担がかかるはずです。
こうやって熟練の職人さんに染め上げていただいた生地が、次の縫製していただく職人さんへと渡り、私どもの企画したCAPやバーテープなどが、出来上がっているのです。
※厳密には、もっとたくさんの工程別の専門職人がかかわってできているのですが詳しくはまた次回にでも。
似たものを、海外生産ラインで現代の技術を使い行えば、当然のことながらコストも下げ大量生産できますが
この日本(京都)で100年以上の歴史ある染屋の絵師によって描かれた羽裏文様を年々減りつつある京友禅染めの職人の技にしか出せない深みある染めで仕上げられた ”本物” を、後世へと受け継げるようにと、今の時代に通用するモノへと再構築させ手軽な価格帯で出来るだけたくさんの方へ手に取って感じていただけるよう頑張っております。
お目出度い、”鯛づくし”のCAP。
今なら、3パターンのご用意がございます。
老若男女問わず、かぶっていただけます。
壁にかけるとインテリアにもなります。
是非、お目出度い日のお祝いの贈り物にもどうぞ。
今ならオンラインショップにて送料無料キャンペーン中です。是非この機会に。
お誂えも承っております。
風呂敷などもご用意できます。
おあつらえ・風呂敷等は、直接メールにてお問合せください。
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